2010年11月26日(金)『ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者』上映会


お知らせです。
伊藤孝司(ITOH Takashi)監督の北朝鮮で暮らす広島・長崎の被爆者を取り上げた映画『ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者』の上映会が旭川で行われます。

日時:2010年11月26日(金)
場所:旭川市民文化会館 小ホール(旭川市7条通9丁目)
時間;第1回/13:30 第2回/16:00 第3回/18:30  開場は30分前
取扱:富貴堂MEGA(マルカツ6F)・こども富貴堂・旭川市民劇場・旭川音楽鑑賞会
料金:1000円

後 援:旭川市教育委員会・北海道新聞旭川支社・NHK旭川放送局
士 催:映画「ヒロシマ・ピョンヤン」上映実行委員会
連絡先:あさひ岳法律事務所 電話0166-49-7001

<イントロダクション>
朝鮮民主主義人民共和国で暮らす広島・長崎の被爆者を取り上
げた映画である。今まで「被爆者」「原爆」についての映画は数
多く制作されてきたが、在朝被爆者を取り上げたものはこれが初
めてだ。最悪の日朝関係のなか、08年〜09年に3度の平壌ロケを
敢行。ある一家の日常生活を追いながら、日本政府に放置され続
けてきた在朝被爆者の怒りと悲しみを描く。激動の時代を生きた
在日朝鮮人の歴史と、現在の異常な日朝関係も見えてくる。

<ストーリー>
朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌(ピョンヤン)で暮す
李桂先(リ・ゲソン)さん。彼女の両手には、指ごとに
包帯が巻かれていた。指の皮膚が極端に弱く、すぐに出
血してしまうのだ。指ばかりでなく、幼い頃から消化器の病にも
苦しむ李さん。彼女が自分の健康を蝕んだ原因を知ったのは
2004年。広島から訪ねてきた母親は、病にひどく苦しむ娘の
姿を見て、広島市で被爆していることを告げた。被爆から59年。
それまで母親が黙っていたのには、深い理由があった。

<監督からのメッセージ>
「日本による朝鮮支配が終焉して65年。ところが日本と朝鮮民主主
義人民共和国とは国交がいまだにないばかりか、敵対的な状況が続
く。そのことは米軍基地存在の口実となり、在日コリアンヘの差別
を助長させている。在朝被爆者への取材の中で、核兵器を使った戦
争の悲惨さや、国家関係に翻弄される庶民の姿を見た。それだけで
なく、日本という国家の今の姿がくっきりと浮かび上がった。」

<監督のプロフィール>
1952年、長野県生まれ。(社)日本写真
家協会会員/日本ジャーナリスト会議会員。
アジア太平洋戦争で日本によって被害を
受けたアジアの人々、日本がかかわる海
外での大規模な環境破壊を取材し、雑誌・
テレビなどで発表してきた。日韓・日朝関
係についての取材にも力を入れている。
http://www・jca.apc.or9/゛earth/