月別アーカイブ: 2012年9月

【9月9日(日)】「憲法と平和と私と」早乙女勝元さんの講演会が行われました


9月9日(日)の午後2時よりトーヨーホテルにて早乙女勝元さんの講演会が行われました。

~ある作家の体験から~

平和は特別なものではない。
ごくありふれた日常なのだと思う。その日常が非日常に一変したのが、3・11の
原発による災害だった。「平和利用」「安全神話」に、多くの人たちが、まどわされた
結果である。かつての戦争も「東洋平和」のための「神国日本」で、それ行けとどんどんと
ばかりに既成事実を先行し、3・10東京大空襲では、10万人もの生命が奪われた。
戦争も原発も、二度と繰り返すまじの決意を心に刻みたいと思う。

【早乙女勝元さんのプロフィール】
1932年3月26日東京生まれ。1945年3月9日東京大空襲を経験。
東京の働く姿を描いた作品が多くまた反戦・平和をライフテーマとする。
詳細の経歴はこちら

主催団体 あさひかわ九条の会 あさひかわ東光九条の会 あさひかわ西地域九条の会
協賛団体 あさひかわ南九条の会 あさひかわ北西九条の会 比布九条の会
後援 旭川市

【2012年】バーベ九条 〜バーベキューしながら平和を考えよう〜


8月11日(土)恒例のバーベ九条が石狩川の河川敷で行われました。

バーベ九条の平和ののぼり

目印の旗

みんなでバーベキューを食べているところ

バーべ九、美味しい!

参加者は19名。
今年のメニューは、ジンギスカン、ホルモン、エビ、ホタテ、ほっけのほか、みなさんのお家でとれた野菜や

手作りビール(名付けてLOVE&PEACE)、すいかなどの差し入れもあり、豪華なバーベキューでした。

 

美味しくいただいたあとは、平和についてじっくり語り合いました。

 

とても有意義な語り合いでしたので、その内容を以下、記載します。

 

S:(会員のOさんから頂いた)平和のあさがおを育てている。ボランティアで「命の電話」をしている。旭川の人も互いにつながってまとまっていると思う。動物園より人の力だ。

Y:昨日、雨が降って今日のバーベキューが心配だったがお天気になってよかった。今日、みんなで会えたことがよかったと思う。つながりが大事で、つながりによって自分も元気がもらえる。

S:会員ではないが参加しました。春光台に住んでいる。3.11後ショックでひきこもりがちになったがみんなに会うと私にできることをしたいと思う。

T:(バーベキューが)焼けた頃来てすみません。労組の事務所に勤めています。平和への伝言の印刷をお手伝いしています。出来ることからやっています。

N:バーベキューおいしかった。関東では、こういう土のあるところで何かをするのがおっかない(怖い)。どこにホットスポットがあるかわからない。北海道では安全な物が食べられるのがうれしい。

I:なでしこジャパンで盛り上がっている中、消費税増税法が通ってしまった。3年前に民主党が言ったこととは全然違う。子ども手当も減らされている。若い人が職がないような今の社会を変えていきたい。

みんなが座って語り合っている場

輪になって語り合いました

G:春光台に住んでいて、針・灸をやっています。新婦人でセルフボディケアをやっていますが、男性にも仲間作り健康作りしてもらえたら、と思っている。原発のことについていうと、20歳の子どもが今、栃木にいて雨に濡れているのが心配だが、(放射能の危険性に)麻痺してしまっている自分もいる。

S(妻):3.11が話題になると心が痛む、兄夫婦は津波に流されたが奇跡的に助かった。やはり怖いのは放射能。兄たちが汚染米を食べているのではないか?と思う。毎週金曜日の脱原発行動に参加している。それとパブリックコメントをぜひ出してほしい。

A:西地域九条の会の運営委員の一員です。平和のあさがおを育てている。知り合いも育てていてつながることの大切さを感じる。自分たちが行動していかなければ、と思う。自分ができることからやりたい。

S(夫):Yさんがつくるドブロクを楽しみしていた。「ドブロ九条の会」に参加したい。でも今日はおいしいビールをたくさんいただいた。平和への伝言5を9月9日の早乙女勝元さんの講演会に間に合わせたい。体験談は一行一行がドラマだ。多くの人に読んでいただきたい。

Y:毎週金曜日の官邸前行動にあわせて買物公園でやっている行動に参加している。泊原発の再稼働が11月と言われているが阻止したい。オスプレイについても連動してがんばりたい。消費税増税については「週刊金曜日」に載っていた「税金は金持ちからとれ」と言う本がわかりやすくて、日本国中で読んでほしい。

N:上富良野出身。地面から食べ物がとれる、山菜がとれたりキノコが採れるという意味では日本は平和かもしれない。上富良野では自衛隊からお金が出ており、建物などはそれで建てられているが、その他のお金はない。原発のお金をあてにするのも自衛隊のお金を当てにするのも同じだと思う。農協は上富良野産でないものを置いている。私は年金暮らしだが自分の払った分の年金を取り戻していない。

H:消費税増税法案が通ったが、戦争には増税がつきまとう。日本の状況を近代史に例えるとフランス革命の前のようだ。王朝が栄えて平民が苦しむのと、大企業が栄えて民衆が苦しむのと同じだ。

I:この1年で野田首相に悪くなるばかり。原発再稼働、増税、オスプレイ、このあとTPPが待っている。一人一人が声を上げることが大事。必ず状況は変えられると思う。

集合写真

記念撮影

A:バーベ九条についてはニュースをみて知っていたがはじめて参加。旭川平和委員会にも入っていて、先日、永山神社のとなりに戦没者の石碑に行った。神社の敷地にあるのは問題があるかもしれない。旭川で生まれて育ったわけでないのだが、旭川の歴史を知るのが大事だと思った。姪っ子甥っ子にも戦争のことを教えてあげたい。

N:6年前に引っ越してきた。先日幌延の深地層研究所に行ってきた。研修施設だがいつでも使えるような状態が怖いと思った。27億円というすごいお金がかかっており、大手ゼネコンがやっている。北海道の自然にあこがれて引っ越してきたのだからやめてほしい。

O(妻):会員ではないがおじゃまさせていただきありがとうございます。年金ぐらしに入るので消費税増税は大変、旭川に来る外国人にボランティアをしている。広い意味では平和につながることかな、と思っている。

O(夫):去年、この味が忘れられなくてまた(今年も)来た。消費税増税が通ってしまった。朝日新聞が右傾化している。編集委員長名で増税法案を通せ、といっていた。しかし、マスコミがそれだけやっても6割、7割の人がNOと言っている。矛盾が激化している。地殻変動ではないが、国民レベルのきしみが出てきていると思う。黙っていないで声を出すことが大事だ。

H:憲法前文より「等しく恐怖と欠乏から免れ」とある。昨年原発の放射能の「恐怖」にさらされ、家がない食べ物がないという「欠乏」の状態にあったが今もそれが続いており政治は1年前よりひどい。一方で、脱原発の集会に17万人が集まるように国民の運動も1年前より大きくなっている。一人一人が動いてこそ憲法の平和的生存権が実現できる。