月別アーカイブ: 2015年8月

【2015年8月30日】「戦争法案廃案!旭川大集会」には1200人が参加!


2015年8月30日に旭川で行われた「戦争法案廃案!旭川大集会」には1200人が参加!
15時から集会をおこない、16時から、旭川市内中心部1.5キロをデモ行進しました。

【デモのコール】
いまの法案 あなたは知ってる?
戦争法案 何かヘンじゃね?
いまの法案 あべこべミックス
とりま、廃案! とりま、廃案!(※)

日常 守りたくてふるえる
あなたは望むの? 戦争法案
憲法 政府のオモチャじゃないんだ
怒りと不安の 声を聴け聴け

マジで怖いぜ 戦争法案
当事者だから ふるえてる
無関心やめよう 考えよう
たいせつな人を ぼくらで守ろう

日常守ろう 憲法守ろう
子どもを守ろう ぼくらが守ろう
声をあげよう いっしょに歩こう
みんなの思いを ひとつにつなごう

※「とりま 廃案」とは「とりあえず、まぁ廃案」の略。高校生デモで使われました。

スクリーンショット 2015-08-30 22.10.07

先頭はサウンドカー(札幌の道労連が協力)

スクリーンショット 2015-08-30 22.34.36

 

集会でスピーチしてくださった方々です。
八重樫和裕さん(あさひかわ九条の会・弁護士)
高橋紀博さん(連合北海道旭川上川地区連合会)
谷口三郎さん(あさひかわ東地区九条の会)
白井真樹さん(あさひかわ西地域九条の会・牧師)
小川敏扶さん(道北平和フォーラム)
杉原和人さん(旭川労働組合総連合)
川村久恵さん(川村カ子トアイヌ記念館副館長)
瀬尾雅博さん(A.F.M.A) 瀬尾さんは、山岸孝輝さんのスピーチを代読し、集会でのコールを担当

その中で、白井真樹さんのスピーチをご紹介します。
=====
みなさん、こんにちは。ルーテル教会牧師の白井です。今日はあさひかわ西地域九条の会より発言させていただきます。よろしくお願いいたします。

私は、教会の牧師と共に、深川で幼稚園の園長の働きもしております。幼稚園では、子どもたちに「みんな仲良くしようね」「パンチやキックをしてはならないよ」「たとえ喧嘩になっても、ちゃんと話しあって仲直りするんだよ」と教えています。でも、今この国の政府が、やろうとしていることは、どうでしょうか。子どもに教えていることとは、まるで逆のことです。

もし、相手が攻撃するかもしれないと政府が判断するなら、その段階で日本が先に攻撃をしかけてもよい?武力を使い、相手の国の人を傷つけたり殺したりしてもよい?他の国の戦争に協力することは大切なことだ?殊もあろうに、それが「積極的平和主義」などと呼ばれています。こんなこと、子どもにどう説明するのでしょうか。子どもにちゃんと説明できないことは、間違えています。こんな法案、賛成できません。

私は一人の人、またキリスト者、牧師、そして、幼児教育に携わる者、子どもの親として、「いのちを大切にする」そのことに拘りたいのです。命こそ宝です。愚かな戦争によって誰の命も失われてもなりません。誰一人として殺すことも殺されることもゆるされません。戦争で殺したり殺されたりするために、毎日、幼稚園でこどもと過ごしているのではありません。その子が生き生きと生きて、また、大きくなって他の人に生きる希望を与えるそんな心が育つことを願って働いています。もう一度繰り返します。命こそ宝です。その命が蔑にされる戦争法案、私は絶対反対です。

安倍首相は、日本を「美しい国」、「強い国」にしたいと言いました。そうです。安倍さんあなたは正しい。日本は決して戦争をしない、平和を、そして命を大切にする美しい国です。アメリカの言いなりにも、政府の言いなりにもならず、武力の誘惑にも負けないで、民衆が平和と自由と民主主義を諦めない強い国なのです。

みなさん、今日、ここに大勢の仲間が集まりました。国会前では十万人を超える仲間、全国各地で合計百万人の仲間が集っています。さらに、集会には集わなくとも、なお大勢の仲間がいます。8月30日、戦争法案廃案を信じて、希望を持って、ともに一歩一歩を踏みしめて歩こうではありませんか。

ありがとうございました。

2015年8月30日 戦争法案廃案旭川大集会

あさひかわ西地域九条の会 会員 白 井 真 樹
(旭川聖パウロルーテル教会牧師/深川めぐみ幼稚園園長)
=====

白井真樹さん

白井真樹さん

スクリーンショット 2015-08-30 22.28.57

宣伝カーです。ほかにもう1台。

【2015年8月22日】あさひかわ西地域九条の会は戦争体験談集「平和への伝言7」を発行しました。今回は、中国人捕虜を殺害したという「加害体験」も証言していただきました。


2015年8月22日、あさひかわ西地域九条の会は戦争体験談集「平和への伝言7」を発行し、旭川市2条9丁目の喫茶店「アダージョ」で出版感謝記念会を開催しました。
第7集の内容は次の通りです。
【戦争体験】
私の銃剣の下で死んだ二人の捕虜・・・・・・・・室岡敏雄さん
紅雪隊名簿には朝鮮出身者の名も・・・・・・・・室屋イチ子さん
防空壕から出た途端、服に火がついた・・・・・・永井孝子さん
親兄弟にも言えない暗号兵だった・・・・・・・・久保俊一さん
「平和」を知らない子どもだった・・・・・・・・齋藤 智さん
戦中・戦後の食糧難の記憶は今も・・・・・・・・西濱英子さん
生活を描いただけで監獄に・・・・・・・・・・松本五郎さん・菱谷良一さん

※これまでは、戦時下の生活や兵役での苦難など戦争の「被害」の体験が中心でしたが、今回はじめて、旧陸軍兵として中国で2人の捕虜を殺害したという生々しい「加害」の体験を証言していただきました。証言いただいたのは室岡敏雄さん(94歳)です。

平和への伝言はこれまで1から7まで発行いたしました。
1冊400円(送料別)で普及しています。
申込方法など詳しくは、こちら→平和への伝言

8月22日の出版記念感謝会では、旭川出身のバイオリニスト池田敏美さんがカルザスの「鳥の歌」などのほか、戦前の歌謡曲「誰が故郷を想わざる」を演奏しました。
司会者が「武器ではなく、音楽や言葉の力で平和をつくりましょう。国会で審議されている戦争法案は廃案にしましょう」と呼びかけました。

平和への伝言7の出版の内容と感謝会の様子は、8月22日と23日、北海道新聞の上川・旭川版に大きく掲載されました。

DSCN4343
生活図画事件の当事者・菱谷良一さん(左)、「兵士が旭橋を渡るような世にしては駄目だ」と語る松原光温さん(右)

※生活図画事件についてはこちら↓
講演会「生活を描いただけで監獄へ」動画1
講演会「生活を描いただけで監獄へ」動画2
講演会「生活を描いただけで監獄へ」動画3
講演会「生活を描いただけで監獄へ」レポート
講演会「生活を描いただけで監獄へ」レポート(英文もあります)

北海道新聞からの取材を受ける永井孝子さん
北海道新聞からの取材を受ける永井孝子さん(東京での空襲の体験を語って下さいました)

DSCN4322
旭川出身のバイオリニスト池田敏美さんの演奏を皆で聴きました。

【2015年8月30日】あさひかわ春光台九条の会が結城洋一郎さん(小樽商科大学名誉教授)の講演会「戦後70年 平和と立憲主義の危機」を開催します。13時30分から 春光台公民館にて


あさひかわ春光台九条の会が講演会を開催します。
日時:2015年8月30日 13時30分から
(当初14時からとのことでしたが変更になっています)
場所:春光台公民館(旭川市春光台3条3丁目)
内容:「戦後70年 平和と立憲主義の危機」
講師:結城洋一郎さん(小樽商科大学名誉教授)

※ 講演会のあと、「8・30戦争法案廃案!旭川大集会」のデモに参加できるように開始時間を繰り上げてくださいました!講演会とデモ、どちらもご参加ください!
20150830春光台九条の会