今年も、証言にご協力いただいた皆様のおかげで第15集を発行することができました。心より感謝申し上げます。
【戦争体験談集「平和への伝言」第15集 目次】 頒価500円
○侵略を目にして、樺太の夢みる ―終戦の2年後樺太大泊からの引き揚げー 杉尾正明さん
○四六年、3000人で38度線突破 ―1年1か月、朝鮮で疎開生活を送ったー 戸高 淑子さん
○兵士たちは正義の名の下に鬼となった ーそして再び人間に立ちもどった奇蹟ー 芹沢昇雄さん
○「新しい戦前」の危機に抗してー家族の歴史から戦争への危機を想うー 伊東秀子さん
○《撫順の奇蹟》という史実を伝えたいー認罪が人間の心を呼び戻したー 鳴海良司さん
○〔DVD・誌上再現〕絵で語る日本の中国侵掠 ―熊谷清さんが、自らの罪も包み隠さずに
※小学4年の時、ソ連兵に銃を突きつけられて樺太大泊から引き揚げた杉尾正明さん。戦時中、中国新京の高等女学校から師範学校に進学したが、終戦直前に3000人の難民とともに命をかけた38度線越えをした戸高淑子さん。撫順戦犯管理所に収容された日本軍加害者がなぜ極刑にならなかったのか、「撫順の奇蹟」を伝える旭川の鳴海良司さん。埼玉川越の芹沢昇雄さんの証言。弁護士の伊東秀子さんは、撫順を訪ねて初めて父の戦争犯罪と人道的処遇を知った。画家・教師・元日本兵の熊谷清さんは、自らの罪と日本軍の路奪、刺突、斬首など残虐行為をどんな思いで絵画にしたのか。私たちは史実に目をそむけてはなりません。
ご希望の方は、下記メールアドレスまで、「平和への伝言第◯集を◯冊希望」と、お送り先のご住所、お名前、電話番号を明記の上、お申し込み下さい。頒価は1冊500円(送料別)。
お支払いは、お届けの際同封する郵便振替用紙にてお願いします。
送付方法は、クリックポスト、レターパック等になります。
info●asahikawa-nishi9.org(●を@に変えて送信してください)
8月11日、あさひかわ西地域九条の会は、平和への伝言出版感謝の会を開催。被爆二世でもあるシャンソン歌手・松田びとえさんの歌を聴きながら平和への思いを共有しました。語り手のみなさんに冊子を贈呈したあと、一言ずつ語っていただきました。