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バーベキューをしながら平和を語る「バーベ九条」行いました


【2013年9月1日】バーベキューをしながら平和を語る「バーベ九条」行いました

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9月1日、4回目の「バーベ九条」を行いました。
午前中の雨があがり、日射しも出てきてちょうどいいお天気でした。

途中から、学生さんも参加してくれましたが、もうお肉があまり残っていなくてちょっ
と残念。
また来年も参加してくださいね。

バーベキューを食べたあとは、みんなで平和について語り合いました。
以下に、みなさんの発言を抜粋して掲載します。

O:中国の雲南省の少数民族の写真展をやった。国同士はギクシャクしているが、人々は親日的でわかりあえる関係。平和があって初めて交流が実現する。日本社会はきな臭いが、平和を維持していきたいと思う。

O:外国人に日本語を教えるボランティアをしている。草の根での交流が大事だと思っている。

N:ビールもジンギスカンも美味しい。保育園に勤めているが、子どもたちは毎日成長している。アメリカが何かをやりそうな情勢だが、その下には子どもたちがいることを忘れてはいけない。そもそもアメリカが仕掛けているのではないかと疑いたくなる。武器を作ったらそれを売って使わないといけない。そんな悪循環をやめさせたい。

Y:8月6日、9日、15日と8月は平和について考える月。今年は暑かったので、この暑さの中で原爆が落とされたのだ、と思った。戦争だけはやってはならない。

A:西地域九条の会の運営委員をやっている。歴史についてもっと学びたい。戦争は人を変えていく。戦争は一番弱い人が犠牲になる。声をあげていかないといけない。微力だが大きな力の一つになりたい。

N:年金者組合に入っている。最近土砂崩れが多い。農薬を使うとそうなっていく。世界では、宗教の争いが多いが、日本は多神教の国。平和が続けばいいと思う。

S:西地域九条の会の運営委員をやっている。8月6日は結婚記念日だが、その8月6日にヘイトスピーチデモが行われた。「はりぼての原爆ドームを解体して核武装すべき」だとか中国・朝鮮の人をののしったりした。先日、強制連行された朝鮮人の遺骨発掘のワープショップに参加したがそこで知り合った学生が今日参加してくれている。教育大始まって以来のサークルをつくるそうだ。

N:私も教育大卒。今、若者が経済的に貧しい。それは労働者派遣法で正社員になれないことから来ている。貧しいから結婚できない、子どもが産めないという状況になっている。それは、若者を貧しくしておいて軍隊に入るしかないような状況にするためではないか、軍隊をつくるための下準備ではないかと思う。武器をつくる人はどこかで使ってほしいと思っている、死の商人だ。そういう社会を変えていきたい。

S:遺骨発掘作業に参加した韓国の人に「日本人は朝鮮や中国の人を下に見ていると思うがどうか」ときいたところ、「朝鮮人も、中国人も、それぞれ、他の国の人を下に見ていると思う」と言われて、そうなのか、と思った。「黄色い星の子どもたち」という映画をみた、ユダヤ人は黄色い星をつけなければならなかった。映画で、父親が(ユダヤ人の一斉検挙などということは)「そんなことあり得ない」と言っていたら本当にそうなってしまった。日本でも「そんなことはあり得ない」と言っている雰囲気が怖いと思う。

I:市議会議員をやっている。神楽岡に住んでいるので南九条の会だが、西地域九条の会のバーベ九条に毎回参加している。平和が自分の原点なのに、平和を考える機会が減っているように感じる。今、共産党は議会に出す意見書を4つつくっている。原発をなくす、ブラック企業をなくす、住宅リフォーム支援、そして国防軍創設を許さない、の4つだ。全会派賛成しないと駄目なので、4本目はボツになると思われる。仲間をふやしていかないといけない。国防軍反対サウンドデモにぜひ参加してほしい。

Y:平和でなければバーベキューはできない。今日も憲法9条Tシャツを着てきた。

W:教育大の2年生。東アジアワークショップに参加して、誘われて今日来た。知識がないので、皆さんの話を聞いて自分の考えをもてるようになりたい。

K:教育大の2年生。東アジアワークショップで韓国の人と討論したが知識が無くて何も言えなかった。来年は知識をもちたい。自分は広島出身。教師になりたい。子どもが原爆が落ちた日にちも知らないし、「原爆ドーム」を「爆弾ドーム」と言っていることに驚いた。

H:仕事は弁護士。2月に初めて憲法の学習会の講師に呼んでくれたのが西地域九条の会。それがきっかけで15件くらい講師をさせてもらった。自民党の改憲草案が多かったが最近は秘密保全法の講師もしている。今の憲法から集団的自衛権を認めるなどというのは国語的にも全く理解できない。憲法を変える動きのほかにも,秘密保全法などで私たちの権利が侵害されようとしている。

S:私が生きているのは平和と民主主義のため。敗戦をうけて、子どもの頃書いた文集に「平和が大事、国民が大事にされるようにがんばりたい」と書いた。そのために共産党を大きくしたいと思っている。命の電話の活動をしている。1970年代に中高生の自殺が相次いだことからつくられたのが命の電話だ。今、きな臭い時代になった。前の戦争の前と同じだ。戦争前の社会については映画「少年H」が描いている、ぜひ見てほしい。へんな法律をつくったりするようなそういう世の中にしないようにがんばっていきたい。

H:無言館の「戦場からの絵手紙展」を見た。戦争で死んでいった若い世代の絵をみて、彼らの怒りと悲しみを感じた。その絵は私たちに何を言いたいのかを考えなければ彼らの死が無駄になる。一言で言えば平和の大切さだ。

H:バーベ九条は今回で4回目になるが、だんだん憲法が危うい状況になってきている。今回、討論のテーマに「あなたにとって日本国憲法とは何ですか」というのを入れたが、私にとって憲法は、自分を守ってくれる道具だ。国家権力をしばるのが憲法だ。水と空気のようなものだがこれがないと大変なことになる。私たちに何ができるだろうか。この九条の会を広める、こういう集まりに今日のように新しい人にきてもらう、そういうことが大事だ。

(はだしのゲンについて)

H:はだしのゲンは、どう扱われていましたか?

H:20年前だが学級文庫にあった。

K:(広島出身)図書館にあった。見る人は見るし、グロイから見ないという人もいた。でも、読めなくなるとしたら自分としては悲しい。

W:はだしのゲンで原爆とか核兵器を知った。自分の原点だ。